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探し者の探し物


by aaa_numa

mortification

自己反省の為の日記です。

そろそろブログを変えようと思います。







僕はあれから何が変わったのだろうか。


卒制中サポートしてくれた、たくさんの優秀なヘルパーさんたち、
指導して下さった先生・先輩方、
そして、生活・金銭面で膨大なバックアップをしてくれた両親、
本当にありがとうございました。
そしてごめんなさい。


卒業制作は、多くの人にとって集大成的位置づけである。
僕も然り、今まで培ってきたものは全て出すつもりで望んだ。


そして、出し尽くした。
完全燃焼した。
順位はほぼ最下位だったと記憶している。
これが今の自分の能力なのだと、激しく思い知らされた。

これほど悔しい思いに駆られたのは、生まれて初めてだ。

1:上述の方々への申し訳なさ。
2:大学生活中、建築的アウトプットを鍛えることを別のことをやることで逃げていたこと。
3:絶対に超えたいと思っていた人の順位にすら届かなかったこと。


建築で最終的なアウトプットすることが苦手なのは、
設計の授業が始まって以来ずっと分かっていたことだ。
それなのに僕が以来してきたことは、他人がやらないコトを積極的に行うこと。
直接建築的でない場を踏むことで、その穴が埋められるような気がしていた。
また、いわゆる「建築家」になる能力はないと悟ってしまった僕は、
何かそれとは別の、ただ建築的に何かモノをつくりあげることができるような職業を見いだしたいと考え、
なぜかそれに対して根拠の全くない自信だけがあった。
あえて根拠を挙げるなら、それは自分の周りにいる
……というより僕が寄っていったキラキラ輝くすごい同年代の人たちとの関わりである。
くだらない。
くだらないとわかりつつも、その自信だけが僕自身を支えてくれていたように思える。


そんな中、およそ半年前、一番大切なものを失ってしまった。
同時に、虚構の自信も全て無くなった。その時、何年も前から何も変わっていない自分に気づかされた。
何も残っていなかった。
「自分に自信がないのに、よく好きだなんて言えるね。」
確固たる自信が欲しい。
強く強く欲した。


生きることが辛くて仕方がなかった。
20年を生きて、これほど空っぽだったなんて。
ただ、逆にもう失うモノは無いなら得るだけだ、
と多少楽観を含みながら自信を求めた。


そうして望んだ卒業制作。
持てるモノは全て使った。これまで投資してきた機材類、人脈・ヘルパー、お金、そして努力。
しかし、結果は上述の通り。
そして同様に気づかされた、何も変わっていないと。


挫折。。。というのか。
卒制が終わってから、何もする気にはなれなかった。
講評会後の打ち上げも、赤祭の仕事を理由に足早に去ってしまった。
挙げ句の果てに、その仕事までもすっぽかしてベッドの中でうずくまってしまった。


しかし一方で、満足できた点もある。
1つは完全燃焼できたこと。
つまり、自分自身の人間力と、建築化能力というものが、
かなり具体的に具現化できたということ。
そして、ずっと扱いたかった「道」というテーマに「サブカル」を絡めた論を立てられた事。
矛盾しているかもしれないが、悔しいけれど、悔いはない。


今回の卒制を通して分かったこと

・建築としてのアウトプットをする為の能力欠如
・個体としてのハードよりも、各ソフトが機能するためのフィールド作りに一番興味があるということ
・視野がすぐに狭くなる、思考の分岐派生・整理ができない
・素直じゃない


課題は絞られた。
目指したい場所も明確になってきた。
残された貴重な残りの学生期間。
決して無駄になんてさせない。
賽は投げられたのだ。
by aaa_numa | 2009-03-04 02:27 | thought